Asagi's Art News





絆 ~ イン・ハー・シューズ2005年11月12日 22時45分42秒

街も色づきはじめ、人々も何やら忙しげに見えてきた週末、2週続けて映画館に行ってみました。
初日特典なのか入場時にバーバリーの香水の小瓶が貰えて、なんだかちょっとだけ嬉しかったりしました。
この頃は、映画館も全席指定となっていて、慌てなく良いのは助かります。
この映画の主演は、あさぎの好きなキャメロン・ディアスなのですが、彼女は、問題児のような役が多いようなイメージがして残念です。
予告編を見た限りでは、今回もと思っていたのですが・・。

イン・ハー・シューズ

物語は、姉ローズ(トニ・コレット)と妹マギー(キャメロン・ディアス)の姉妹の心の交流を描いています。
ローズは、弁護士事務所に勤めるバリバリのキャリアウーマン、マギーは、定職に付くこともなく男を騙すようなことをして、その日暮らしの日々を続けています。
そんなマギーの生活をなんとかするべくローズは、奔走しますが問題は起こるばかりで彼女の怒りも爆発します。
途方にくれるマギーは、父の書斎で祖母エラ(シャーリー・マクレーン)からの手紙を見つけことをきっかけに旅立ちます。
ローズは、本当はコンプレックスを強く持っていて、仕事と履くあてのない靴を買う日々を送っていました。
しかし、マギーが消えた日を境に恋人が現われるなど、人生が少し明るくなるのですが、どこかで妹のことが引っかかります。

その頃、エラのもとに転がり込んだマギーは、ふとしたことでエラの仕事である老人ホームのヘルパーを手伝うことなります。
マギーは、文字を読むことに障害をもつ難読症だったのですが、ホームいた教授と呼ばれる盲目の老人から本を読んで欲しいと言われ困惑します。
彼女は、戸惑いながらも本を読み出すことで、生きる自信を取り戻していきます。
そして、エラにも姉妹の母に関する秘密を抱えて悩んでいたのでした。
やがて、この秘密がローズ、マギー、エラの再会のきっかけになり、それぞれの苦しみがゆっくりと開放に向かって歩みはじめます。

誰もが犯してしまう小さな間違いが、人生を左右することになることがあるように思います。
許せず憎しみを抱くこともあるのですが、神様はどこかで見ていて必ずチャンスを与えてくれるのでしょうか?
傷ついた心もいつかは、癒される時が来るのでしょうか?
難読症のマギーが読んだ詩(あなたの心と共に 私の心を重ねて 決して離すことなく 私の行くと所 あなたも共に・・)は、人と人との絆の大切さを語っているようです。
幸せになることは、心を通わす者どうし信じあうことができれば、いつかきっとやってくる特別ではないことなのかもしれません。

※イン・ハー・シューズ

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