Asagi's Art News
きつねに会いに ~ 黒井健 絵本の世界展 ― 2007年01月21日 20時38分19秒
デパートでの展覧会は、いつもお祭りのような感じのする場所になってしまいます。銀座の松屋も例に漏れません。各地の名産品がひしめく中に展覧会場を見つけました。周りからなにやら美味しそうな匂いがしています。
黒井健は、パステルを使って柔らかで、どことなくノスタルジックな風景を得意としています。絵本をはじめ、挿絵、カレンダーなど幅広く活躍しています。あさぎも好きな画家さんで、ときどき彼のカレンダーを買い求めます。
その原画が見ることができる・・ちょっぴり幸せな気分です。展示は、彼の最近の作品からでした。少し残念なのは、「ごんぎつね」と「手袋を買いに」以外の原画が、全てそろっていなかったことでした。はじめて知る絵本もあるので、いつも楽しみなんですが・・。
さて、お目当ての「ごんぎつね」と「手袋を買いに」がなかなかできません。場内は、かなり混んでいて最初から見ようとする人でなかなか進みません。どの人も興味深く見て行くのですが、数が多いので(140点ぐらいありました)、やはり途中で疲れて来るようです。
徐々に人と人との間隔が空いてきました。「ごんぎつね」と「手袋を買いに」は、最後から2番目のところにあったのですが、そのおかげかスムーズに見ることができました。
黒井健「ごんぎつね、1986」
はじめて見るきつねの原画は、絵本よりも淡く暖かい。ふかふかのきつねの毛がとても愛らしく、新美南吉の世界が豊かに展開していきます。きつね以外の描写もすてきです。秋から冬に向かう季節感が、もの悲しさと期待を同居させます。
この日は、東京でも初雪が降りました。もちろん、積ることはありません。しかし、そんな日に大好きなきつねに会えたことは、とても嬉しいことです。寒かったですが、心はほかほかになりました。
※松屋銀座
黒井健は、パステルを使って柔らかで、どことなくノスタルジックな風景を得意としています。絵本をはじめ、挿絵、カレンダーなど幅広く活躍しています。あさぎも好きな画家さんで、ときどき彼のカレンダーを買い求めます。
その原画が見ることができる・・ちょっぴり幸せな気分です。展示は、彼の最近の作品からでした。少し残念なのは、「ごんぎつね」と「手袋を買いに」以外の原画が、全てそろっていなかったことでした。はじめて知る絵本もあるので、いつも楽しみなんですが・・。
さて、お目当ての「ごんぎつね」と「手袋を買いに」がなかなかできません。場内は、かなり混んでいて最初から見ようとする人でなかなか進みません。どの人も興味深く見て行くのですが、数が多いので(140点ぐらいありました)、やはり途中で疲れて来るようです。
徐々に人と人との間隔が空いてきました。「ごんぎつね」と「手袋を買いに」は、最後から2番目のところにあったのですが、そのおかげかスムーズに見ることができました。
黒井健「ごんぎつね、1986」
はじめて見るきつねの原画は、絵本よりも淡く暖かい。ふかふかのきつねの毛がとても愛らしく、新美南吉の世界が豊かに展開していきます。きつね以外の描写もすてきです。秋から冬に向かう季節感が、もの悲しさと期待を同居させます。
この日は、東京でも初雪が降りました。もちろん、積ることはありません。しかし、そんな日に大好きなきつねに会えたことは、とても嬉しいことです。寒かったですが、心はほかほかになりました。
※松屋銀座