Asagi's Art News





民藝館に行く ~ 日本の幟旗(のぼりばた)2007年04月29日 15時56分54秒

民藝運動の父「柳宗悦」の思想を受け継いでいるのが、駒場にある日本民藝館です。柳のコレクションと共に美術館もそのコレクションであると、雑誌などに紹介されていて何かの機会に行きたいところでした。

日本民藝館

企画展は、日本各地で祝いごとやお祭りで実際に使われた幟旗(のぼりばた)のコレクションでした。そもそも、幟旗(のぼりばた)は、戦で自軍を識別するために武士が使ったのはじまりとか。

しかし、いつしかさまざまな色彩やデザインがされ、民衆の間に広がり、いまも受け継がれています。鯉や竜といった勇ましい絵柄や漢字だけのものまでさまざまです。職人の技の中に日本の伝統を見るようです。

日本民藝館は、本館の作りも旧家を思わせるような作りをしていておもしろいのですが、別館としてコレクター柳の邸宅を移設した建物もあります。毎月第2・第3の水曜日と土曜日に公開されます。

柳邸

趣のある邸宅には、小さな小部屋がたくさんあります。コレクターの想いがたくさん詰まった建物は生活感こそ感じませんが、ここから多くの民藝の作品が集められたのだと思うことができます。

※日本民藝館