Asagi's Art News





梅かほる ~ 大倉山2008年03月02日 16時38分42秒

梅の花が咲いてあまい香りをただよわせます。横浜には、小さいけれど雰囲気のある梅園がいくつかあります。港からは少し離れますが、憧れの高級住宅街でもある大倉山にお花見です。

本当は先週が梅祭りとしてのイベントがあったのですが、どうも梅の方はまだまだだったと聞いていました。1週間経っているので満開ではなかったですが、可愛い花をたくさん見せてくれていました。

大倉山梅園

大倉山の頂上には、大倉精神文化研究所として建てられた洋館(大倉山記念館)が残っています。現在は、市民の文化施設として活躍していますが、なかなかすてな建物です。1932年に建築家の長野宇平治によって設計され古典主義を取り入れた貴重な建物だということです。

大倉山記念館

梅のお花見は、桜と違って静かでまだちょっと寒いけど、もう春なんだなと感じることの出来る楽しいイベントです。きっとまた来年も可愛く良い香りを連れてきてくれると思います。

魅惑の女神 ~ ウルビーノのヴィーナス2008年03月13日 00時13分44秒

月末頃にはいよいよ桜のお花見ができそうです。毎年上野公園に桜を見に来ますが、いままだ準備中という感じです。それでも、気の早い大寒桜は花を咲かせていて、たくさんの人が写真におさめていました。

今日は、久しぶりの西洋美術館です。テレビの美の巨人たちで知ったビーナスに会いにきました。『ウルビーノのヴィーナス』は、巨匠ティツィアーノの傑作のひとつと言われています。どのビーナスより怪しい眼差しをした魅惑の女神です。

西洋美術館

展覧会では、もちろん他のビーナス達も美しく、古代、ルネサンス、バロックとその時代の女神達が集結しています。しかし、どうしても『ウルビーノのヴィーナス』だけは、飛びぬけて妖しい感じがします。いろいろと解説はされていますが、間違いなく挑発しています。

気になるのはそれが誰なのかということです。この絵の注文主でしょうか、それとも画家であるティツィアーノにでしょうか・・・ティツィアーノは画家の王と呼ばれるぐらい権力を持つ人物です。だから、注文主に媚を売ったりすることはないと思います。

例え気に入ったモデルであっても、モデルのためなどあり得ません。やはり、いつかこの絵を見るものに対しての誘惑であり挑発なのでしょう。彼は自分の仕事が国を越え、時を越えること知っていた。この視線を受けたものが何を感じるか、遠い過去からうかがっているように思います。

※ウルビーノのヴィーナス