Asagi's Art News





2009年スタート ~ 没後40年 レオナール・フジタ展2009年01月05日 23時45分27秒

2009年最初の展覧会は、上野の森美術館のレオナール・フジタ展からスタートします。ほとんどの美術館が休館していますが、上野の森美術館は元気に営業しています。とても貴重でありがたい配慮だと思います。

レオナール・フジタ

今回の注目作品は、近年修復が終わったばかりの群像大作です。 『ライオンのいる構図』『犬のいる構図』『争闘I』『争闘II』の4作品の連作で、描かれたテーマはいまひとつ不明なのです。しかし、個々の人物や動物の描写は、とてもいきいきとしてゆっくり見ていくと意外な発見があり楽しいと思います。

今回の展覧会は、前回の国立近代美術館よりは規模が小さいですが、それなりのポイントと作品を配置しているように思います。そう言えば、晩年の藤田のアトリエも再現していました。壁にキリストが描かれ、仕事場も作品のような美しさがありました。

藤田は、偉大な日本人の一人ですが、当時の日本での評価は酷いものです。いろいろなことがあったと思いますが、どうも感情的なことが原因のひとつで、いつの時代もパイオニアの偉業の評価は、時間が必要となるようです。

※レオナール・フジタ展