Asagi's Art News





街 ~ 高梨豊 光のフィールドノート2009年03月07日 14時38分27秒

高梨豊という名前は知りませんでした。昭和の経済成長時代から街、特に新宿や浅草といったある意味濃い街を中心にカメラに納めてきたようです。それは、社会を鋭く観察して人と街との関わり静かに問いかけているようです。

高梨豊

御年70歳をこえる今も新作を投入するパワフルな人のようです。社会的な批判を感じる作品もたくさんあるように思います。見つめる視点が身近な街にあり、多少自分の見てきたものとも重なると感慨深いです。しかし、ノスタルジックなところは感じません。

モノクロ銀塩写真がほとんどです。それが昭和のままという感じがします。平成になってもその作品の中は昭和なんです。とっても不思議なのですが、そう感じてしまいます。目線が同じままなのかもしれません。

写真は、瞬間を切り取ったもの。そして、現実にあったものです。しかし、作品から感じるのは、別世界の街と思えてしまいます。見えていないものを見ているからなのかもしれません。本当の街の風景を実はまだ見たことがない、そんな感じがします。

※国立近代美術館

夜を待つ ~ 六本木アートナイト2009年03月29日 00時46分10秒

大きなイベントでありながら情報があまりなかったように思います。1日だけ、それも深夜のイベントですが、”アートの街”六本木を印象付けるにはとても良い試みと思います。深夜までは無理なので、さわりをほんの少しだけのぞいてみました。

六本木アートナイト

日没直後の六本木は、静かな立ち上がりという感じでした。ただ、何かがはじまるそわそわ感がただよっているように思いました。この日にたまたまイベントを知った人たちがたくさんいるようでした。小さなインスタレーションに少しだけ人が集まりはじめていました。

六本木アートナイト

六本木アートナイト

このイベントで注目していたのは、横須賀美術館のオープニングで見たかったヤノベケンジの『ジャイアント・トらやん』でした。パフォーマンスでは口から炎を噴射するようですが、それは深夜ということなので雄姿だけでも見たいと思いテレビ朝日の方へ移動しました。

六本木アートナイト

六本木アートナイト

・・・いました。たしかに大きい。炎はありませんが、生演奏にあわせて動いていました。目と胸がひかり、ダンスとまではいきませんが楽しいパフォーマンスだと思いました。しかし、すごいものを造ったものです。

インスタレーションは、六本木ヒルズに集中しています。それぞれ、辺りが暗くなってくると独特の表情を見せてくるように思いました。光をテーマにしたインスタレーションだからなのでしょう。

六本木アートナイト

六本木アートナイト

六本木アートナイト

六本木アートナイト

六本木アートナイト

六本木アートナイトは、六本木ヒルズの他にミッドタウン、新国立美術館、その他協賛するギャラリーでそれぞれの取り組みをしています。ビエンナーレやトリエンナーレとはまた違ったもののように思いました。まだ、手探りのようですが、頑張って続けてほしいものです。

※六本木アートナイト