Asagi's Art News
街 ~ 高梨豊 光のフィールドノート ― 2009年03月07日 14時38分27秒
高梨豊という名前は知りませんでした。昭和の経済成長時代から街、特に新宿や浅草といったある意味濃い街を中心にカメラに納めてきたようです。それは、社会を鋭く観察して人と街との関わり静かに問いかけているようです。
御年70歳をこえる今も新作を投入するパワフルな人のようです。社会的な批判を感じる作品もたくさんあるように思います。見つめる視点が身近な街にあり、多少自分の見てきたものとも重なると感慨深いです。しかし、ノスタルジックなところは感じません。
モノクロ銀塩写真がほとんどです。それが昭和のままという感じがします。平成になってもその作品の中は昭和なんです。とっても不思議なのですが、そう感じてしまいます。目線が同じままなのかもしれません。
写真は、瞬間を切り取ったもの。そして、現実にあったものです。しかし、作品から感じるのは、別世界の街と思えてしまいます。見えていないものを見ているからなのかもしれません。本当の街の風景を実はまだ見たことがない、そんな感じがします。
※国立近代美術館
御年70歳をこえる今も新作を投入するパワフルな人のようです。社会的な批判を感じる作品もたくさんあるように思います。見つめる視点が身近な街にあり、多少自分の見てきたものとも重なると感慨深いです。しかし、ノスタルジックなところは感じません。
モノクロ銀塩写真がほとんどです。それが昭和のままという感じがします。平成になってもその作品の中は昭和なんです。とっても不思議なのですが、そう感じてしまいます。目線が同じままなのかもしれません。
写真は、瞬間を切り取ったもの。そして、現実にあったものです。しかし、作品から感じるのは、別世界の街と思えてしまいます。見えていないものを見ているからなのかもしれません。本当の街の風景を実はまだ見たことがない、そんな感じがします。
※国立近代美術館