Asagi's Art News





巨石来日 ~ 海のエジプト展2009年08月31日 00時51分09秒

横浜開港博の評判がいまひとつで人気がないようです。そして、この開港博に合わせて「海のエジプト展」もスタートしました。巨大な石像を持ち込んでの大イベントでもあり、この点は開港博と目的が違っているので入場者数では有利かもしれないと思ってしまいます。

海のエジプト展

場所は、見本市会場となるパシフィコ横浜です。最寄り駅は、みなとみらい駅なのですが、すっかり海のエジプト展一色で気合いが入っていました。ちょうど夏休みで、たくさんの子どもたちの姿もありました。

さすがに大きな会場で、いつもの展覧会とは雰囲気が違います。広告でも言っていたようにカノープス、ヘラクレイオン、アレキサンドリアの時代ごとにブースが分かれいました。そして、最後には何やらバーチャル映像なるものが・・・

エジプト王朝の後期の作品なのですが、意外にきれいで原形をとどめているのが驚きでした。海に埋もれていたとはいえ、それなりの年月が過ぎているので期待はしていなかったのですが、なかなかどうしてです。

ポスターで目にした首のない王妃の像などは、身にまとった衣装が透けて、そのボディーラインはとても美しいもです。卓越して技術と美的センスの融合は、とても2000年もの歳月が過ぎているとは思えません。

そして、5mを越えるファラオの像は大迫力で、わざわざ遠い横浜まで着てくれたんだと嬉しくなりました。ここまで大きいと美術館では見ることができないと思います。チケットは高いですが、それなりのものを見ることができて良かったと思います。

さて、最後のバーチャル映像なのですが、アレキサンドリアの街のコンピュータグラフィックでした。巨大スクリーンに映し出しているのですが・・・やれやれと言った感じです。開港博というお祭りも兼ねているのでしかたがないのでしょうか?

※海のエジプト展