Asagi's Art News
正統派コレクション ~ 対決-巨匠たちの日本美術 ― 2008年08月09日 14時20分04秒
朝日新聞に連載され、とても気になっていた日本画対決の展覧会に行ってきました。蝉が鳴き日差しも厳し日でしたが、意外な発見を期待して国立博物館にのりこんでみました。

運慶vs快慶の地蔵菩薩対決からはじまり、鉄斎vs大観の富士山対決までの豪華12番勝負です。会期の関係上すべての出展作品を見ることはできなのですが、仏像、水墨、茶碗、屏風、浮世絵と日本美術の良いところをもうらしています。
国立博物館らしく国宝、重文も惜しげなく展示しているところ良い感じです。以前、外国の日本コレクションの展覧会がありましたが、本家がやると正統派というか、やっぱりしっくりくる展示になります。ただ、あまり冒険がないのもという感じですが・・・

対決というのが新しいのですが、どうしてもこことあそこを比べてという見方ができませんでした。ひとつの作品に気迫があるので、どうしても凝視してしまいます。せっかくの試みを無視しているような感じがしましたが、それも良しと思っています。
どれも味があって普段はあまり興味のない仏像さえも、木喰などは素朴さの中に力強さがあったりしてまた見たいと思いました。そして、なかなか見ることができなかった、写楽の役者絵にも会うことができて思わぬ収穫がありました。

東洲斎写楽「市川海老蔵の竹村定之進、18世紀」
だいぶ展覧会を見てきているのですが、写楽にだけはあまり出会えなくてけっこう感激しました。本物を見るとますます謎の絵師の魅力が伝わってきます。どの浮世絵とも違う目の表情が良かったです。すっかり対決を忘れてしまいました・・・。
※東京国立博物館

運慶vs快慶の地蔵菩薩対決からはじまり、鉄斎vs大観の富士山対決までの豪華12番勝負です。会期の関係上すべての出展作品を見ることはできなのですが、仏像、水墨、茶碗、屏風、浮世絵と日本美術の良いところをもうらしています。
国立博物館らしく国宝、重文も惜しげなく展示しているところ良い感じです。以前、外国の日本コレクションの展覧会がありましたが、本家がやると正統派というか、やっぱりしっくりくる展示になります。ただ、あまり冒険がないのもという感じですが・・・

対決というのが新しいのですが、どうしてもこことあそこを比べてという見方ができませんでした。ひとつの作品に気迫があるので、どうしても凝視してしまいます。せっかくの試みを無視しているような感じがしましたが、それも良しと思っています。
どれも味があって普段はあまり興味のない仏像さえも、木喰などは素朴さの中に力強さがあったりしてまた見たいと思いました。そして、なかなか見ることができなかった、写楽の役者絵にも会うことができて思わぬ収穫がありました。

東洲斎写楽「市川海老蔵の竹村定之進、18世紀」
だいぶ展覧会を見てきているのですが、写楽にだけはあまり出会えなくてけっこう感激しました。本物を見るとますます謎の絵師の魅力が伝わってきます。どの浮世絵とも違う目の表情が良かったです。すっかり対決を忘れてしまいました・・・。
※東京国立博物館