Asagi's Art News
北陸紀行② ~ ロン・ミュエック展 ― 2008年08月23日 23時53分00秒
美術館のちょっとしたところに楽しいものがあります。休憩用の椅子もそのひとつです。いくつか椅子にこだわっている美術館も知っていますが、やはりセンスの良さがひかります。夏の日差しの中で色づく芝の緑を見ながら一休みできます。

視線を外に向けるとやはり変わった椅子が目に入りました。金属製でこれも可愛い形をしています。さすがに座って休む人はいませんが、誰もが興味をもって見ていきます。本当にいろんな仕掛けがしてあり感心します。

美術館の中央に常設展示でいちばん人気のプールがあります。上から見るには、無料で楽しめますが、プールの下から見るには企画展を見た後にという仕組みになっているようです。
プールの表面には、ちゃんと水があるのがとても良い感じです。下にいる人が上からのぞけます。たくさんの人がいるようで、モゾモゾ動いている様子が魚のようで楽しいです。涼しげで暑い夏にはとっても良い作品です。

ロン・ミュエック展に入ると、このプールの下に行くことができます。細長い通路を下りプールの下まで行くのでが、行く先に青い空間がぽっと見えるのですが、雰囲気は水族館のような感じです。日差しが差し込んでキラキラしています。

今度は逆に魚になります。たくさんの人が上からこちらをのぞいています。とても不思議な感じがします。この作品に限っては、たくさん人が集まっている時に鑑賞するのが良いのかもしれません。それぞれの人がアートに溶け込みお互いに良い効果を与えるように思います。

たぶん、この作品は、夏の日差しのあるこの季節がベストであるように思います。もちろん、季節によっていろいろな変化を見せるでしょうが、プールは夏の象徴ですし、たまたま金沢に行ったのが夏だったということで・・・

さて、企画展であるロン・ミュエックの作品ですが、特殊メイクのようにリアルであるのです。ただ、その大きさが巨大であったり、小さかったりと現実にはありえないものです。それが逆にリアルに見るものに訴えているようです。
作品はファイバーグラスやシリコンなどから作られていますが、粘土で型を作っていく工程は一般の彫塑と同じらしいです。リアルさを追求するためでしょうか、髪の毛などはちゃんと植毛をしているようです。

ロン・ミュエック「ガール、2006」
演出のしかたによってはちょっと恐怖を感じるような作品になるように思いますが、良く人観察して感情や仕草をいかに表現するかに注視しているように思えます。貴重な作品に会いに出かけていったかいがあったと思います。
※金沢21世紀美術館

視線を外に向けるとやはり変わった椅子が目に入りました。金属製でこれも可愛い形をしています。さすがに座って休む人はいませんが、誰もが興味をもって見ていきます。本当にいろんな仕掛けがしてあり感心します。

美術館の中央に常設展示でいちばん人気のプールがあります。上から見るには、無料で楽しめますが、プールの下から見るには企画展を見た後にという仕組みになっているようです。
プールの表面には、ちゃんと水があるのがとても良い感じです。下にいる人が上からのぞけます。たくさんの人がいるようで、モゾモゾ動いている様子が魚のようで楽しいです。涼しげで暑い夏にはとっても良い作品です。

ロン・ミュエック展に入ると、このプールの下に行くことができます。細長い通路を下りプールの下まで行くのでが、行く先に青い空間がぽっと見えるのですが、雰囲気は水族館のような感じです。日差しが差し込んでキラキラしています。

今度は逆に魚になります。たくさんの人が上からこちらをのぞいています。とても不思議な感じがします。この作品に限っては、たくさん人が集まっている時に鑑賞するのが良いのかもしれません。それぞれの人がアートに溶け込みお互いに良い効果を与えるように思います。

たぶん、この作品は、夏の日差しのあるこの季節がベストであるように思います。もちろん、季節によっていろいろな変化を見せるでしょうが、プールは夏の象徴ですし、たまたま金沢に行ったのが夏だったということで・・・

さて、企画展であるロン・ミュエックの作品ですが、特殊メイクのようにリアルであるのです。ただ、その大きさが巨大であったり、小さかったりと現実にはありえないものです。それが逆にリアルに見るものに訴えているようです。
作品はファイバーグラスやシリコンなどから作られていますが、粘土で型を作っていく工程は一般の彫塑と同じらしいです。リアルさを追求するためでしょうか、髪の毛などはちゃんと植毛をしているようです。

ロン・ミュエック「ガール、2006」
演出のしかたによってはちょっと恐怖を感じるような作品になるように思いますが、良く人観察して感情や仕草をいかに表現するかに注視しているように思えます。貴重な作品に会いに出かけていったかいがあったと思います。
※金沢21世紀美術館