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締めくくり ~ 版画の彩展2011 第36回全国大学版画展2011年12月27日 22時20分22秒

いろいろあった2011年の締めくくりの展覧会として選んだのは、全国大学版画展です。とても地味ですが、未来をめざす若者の作品から元気がもらえると思ったからです。町田の国際版画美術館が出来てから毎年続いてる企画で、過去に何回か出かけたことある展覧会です。

全国大学版画展

いままで気がつかなかったのですが、展覧会の運営に関しても大学生が行っているようでした。美術系の大学だけでなく、教育学部や教養学部などの学科や短大、専門学校からもエントリーされています。

版画手法も木版、銅板、リトグラフ、シルクスクリーンなどさまざまであり、試行錯誤から表現される個性的な作品を見ることはとても楽しいです。版画は作成において制約もあり、あまり大きな作品を作ることは難しいと思っていました。しかし、展覧会ではその制約をものともせず、大きな作品がかなりたくさんあり驚きました。

全国大学版画展

全国大学版画展

表現方法もバラエティが豊富で、具象表現あり、抽象表現あり、その中間といったもの…中には立体表現という版画表現の新しい可能性を見せつける内容になっています。ただ、全体的に女子学生の作品が多いようで、これはだいぶ以前からの傾向ですが、男子学生ももっと頑張ってほしいものです。

全国大学版画展

全国大学版画展

エントランスでは、学生の作成した小さく手ごろな作品が販売されていました。なかなか良くできていて、素敵な作品も数多くありました。あさぎもせっかくなので、静物画のエッチングを1枚購入してみました。なすと豆が描かれている意味深の一枚、なかなか味のある作品で気に入っています。

※町田市立国際版画美術館(2011年12月3日~2011年12月18日)

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