Asagi's Art News





描くということ ~ 素描する人々2006年12月05日 21時24分44秒

100年前に描かれたとは、感じさせない新鮮な作品でした。静かで直向き、そして、夢を感じる雰囲気は、どこからくるのでしょうか? もう展覧会の会期は終了しましたが、目黒区美術館で荒井忠の絵画教室で絵を学んだ人たちの習作を見てきました。

人物デッサンで力強い男性のヌードや若くないですが女性のヌードもありました。着物を来た人の姿は、さすがに時代を感じますが、作品にはいまも地道に行われているデッサンと、何もかわることはありません。

素画
黒田重太郎・田中志奈子・千種掃雲の作品、1905

あさぎも最近、月に一度デッサンをしにカルチャースクールに出かけています。だから、この展覧会は、スクールの先生の推薦もあり見に行きました。ところが、勉強というよりもその作品の魅せられてしまったというのが、事実かも知れません。

あさぎの先生は、正確に描くよりも個性を尊重して自由にして、少し違っているところ直してくれるように指導してくれます。いったい100年前の教室ではどんな指導が行われたか気になります。厳しく修行をするように学んだのでしょうか・・。でも、生き生きした作品からは、きっと厳しいだけでなく楽しさや夢があったと思います。

※目黒区美術館