Asagi's Art News
それぞれの感性 ~ ビル・ヴィオラ はつゆめ ― 2006年12月21日 23時43分05秒
批評家に評判の良い展覧会は、あさぎのような一般人にも良いものなのでしょうか? たとえ知識がなくても感性は、正直です。良いと言われるものでも感動できない時がありますし、くだらないと言われるものに感動するときもあります。
ビル・ヴィオラの展覧会は、会期が迫ってきて急に批評家たちが取り上げ、好印象であることをメディアに紹介しています。結論から言うと、あさぎにはどちらかと言えば、可もなく不可もなくの展覧会でした。

それは、あさぎがビデオインスタレーションに、あまり興味がなかったことも原因だと思います。もしかしたら、作品を一通り見るための時間の長さに関係していたかも知れません。すべてを見る必要はないと思いますが、数10分単位の作品を根気よく見ることは出来ませんでした。
だから、肝心なシーンを見逃してしまったと思います。ですが、プロジェクターや液晶モニターを使用した展示は、とてもスタイリッシュで斬新です。音響もそれなりに良く、表示装置の技術革新も感じます。また、展示スペースも広く、いままで出会ったビデオインスタレーションの中では、たいへん素晴らしいものでした。
彼の作品から感じるものは、例えば、鏡に写し出された虚像と現実を、独自の視点で映像化する世界です。あるものは、スクリーンを貼り合わせ両面から火と水の映像を同時に見せ、またあるものは、水中に落ちる人をスローモーションで見せます。
どちらが実体か、虚像であるかは、判りません。相反する世界が触れ合う一瞬を感じることができます。しかし、ビデオインスタレーションに限りませんが、そのときどきの感性の揺れで意味が変わるかも知れません。そこがアートの面白いところだと思います。
※森美術館
ビル・ヴィオラの展覧会は、会期が迫ってきて急に批評家たちが取り上げ、好印象であることをメディアに紹介しています。結論から言うと、あさぎにはどちらかと言えば、可もなく不可もなくの展覧会でした。

それは、あさぎがビデオインスタレーションに、あまり興味がなかったことも原因だと思います。もしかしたら、作品を一通り見るための時間の長さに関係していたかも知れません。すべてを見る必要はないと思いますが、数10分単位の作品を根気よく見ることは出来ませんでした。
だから、肝心なシーンを見逃してしまったと思います。ですが、プロジェクターや液晶モニターを使用した展示は、とてもスタイリッシュで斬新です。音響もそれなりに良く、表示装置の技術革新も感じます。また、展示スペースも広く、いままで出会ったビデオインスタレーションの中では、たいへん素晴らしいものでした。
彼の作品から感じるものは、例えば、鏡に写し出された虚像と現実を、独自の視点で映像化する世界です。あるものは、スクリーンを貼り合わせ両面から火と水の映像を同時に見せ、またあるものは、水中に落ちる人をスローモーションで見せます。
どちらが実体か、虚像であるかは、判りません。相反する世界が触れ合う一瞬を感じることができます。しかし、ビデオインスタレーションに限りませんが、そのときどきの感性の揺れで意味が変わるかも知れません。そこがアートの面白いところだと思います。
※森美術館