Asagi's Art News





感じ方 ~ アートで候2007年06月17日 23時41分39秒

最終日まであとわずかの展覧会に出かけてきました。『アートで候』として、会田誠と山口晃という現代アートの最先端をいく2人の作品を見ることができました。

どちらも個性が強く、エネルギーを感じるところが魅力です。会田誠は、アキバ系というのか、それっぽい感じの美少女が印象的です。それに対して山口晃は、平安絵巻の現代版のような都市の景観図を精密に作りあげる職人のようです。

山口晃
山口晃「東京圖 広尾 六本木、2002」

会場にいた若い人たちが、熱心に注意深く鑑賞していたのが印象的でした。人気画家ということもあるのでしょうが、現代アートは感じるものと思っているのあさぎには、そんなふうには見ることができなかったので少しうらやましかったです。

例えば、会田誠との『大山椒魚』のような作品は、どのようなテーマや意味を与えているのでしょうか? 感覚的には、可愛い美少女とグロテスクな大山椒魚の融合が妙なハーモニーで迫ってきます。

古い時代のオマージュのような感じありながら、いままで見たことがないようなもののようです。理解できない言葉のひとつですが、きもかわいいとかいうのになるのでしょか・・・

会田誠
会田誠「大山椒魚、2003」

世代ギャップを感じないこともないですが、感じ方はひとそれぞれ違うわけですから気にすることもないでしょう。おもしろいと感じるだけでも十分なのだと思います。見に行って良かった、そう思えることが大切です。

※上野の森美術館

コメント

_ 一村雨 ― 2007年06月26日 05時43分14秒

こんにちは~
このふたりは、現代アートとしては
とても分かりやすいのでいいですね。

_ あさぎ ― 2007年06月27日 00時36分07秒

>一村雨さん

こんばんは、コメントいつもありがとうございます。

なかなかおもしろい展覧会でした。かなりの人がいて見ることをあきらめた展示もありました。暗幕で覆われて部屋には何があったのでしょうか・・・

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