Asagi's Art News
芸術の力 ~ 松園と美しき女性たち ― 2005年10月16日 16時02分13秒
「女性は美しければよい、という気持ちで描いたことは一度もない・・」と松園自身が言っているように、彼女の描く女性の美しさは、外見ではなく心の中からあふれ出してくるような内面の美しさだと思います。彼女が生きた時代、日本は、けして男女平等な社会ではなかったはずです。その中で揺るぎない地位をつかみ、社会にメッセージを送り続けていった信念とは、なんであったのでしょうか。

上村松園「つれづれ」
男性の描く美人画、例えば、鏑木清方などの作品には、妖艶さ、艶っぽさがにじみ出ていて、いかにも男性ごのみの仕上がりになっています。しかし、松園の作品は、何気ないしぐさの中に知的で、したたさが隠れてるように思えます。彼女は、絵の持つ力として「その絵を見ていると邪念が起こらない、よこしまな心を持っている人でも、その絵に感化され邪念が清められる・・」と言っていますが、彼女の絵からは、たしかにそんな力があるように思えます。
あさぎは、いま事情があって絵を描いていないのですが、松園は画家について「よい人間でなければ、よい芸術は生まれない。よい芸術を生んでいる芸術家に悪い人は、古来一人もいない。それぞれ人格の高い人ばかりである・・」と言っています。もし、そうだとすれば、そのように生まれた芸術を愛するあさぎも、いつかよい人になれるのでしょうか?
この日、あさぎは、朝から考えごとをしていたので、いつもと少し違った感じで美術館の中にいました。作品の世界に身をおきながらも、別のことが頭を過ぎって、ときどき我に返るような気がして変な感じでした。松園の言うことが、正しいなら、このとき、あさぎの心にあった邪念は、浄化されていたのでしょうか? それとも・・・
※山種美術館

上村松園「つれづれ」
男性の描く美人画、例えば、鏑木清方などの作品には、妖艶さ、艶っぽさがにじみ出ていて、いかにも男性ごのみの仕上がりになっています。しかし、松園の作品は、何気ないしぐさの中に知的で、したたさが隠れてるように思えます。彼女は、絵の持つ力として「その絵を見ていると邪念が起こらない、よこしまな心を持っている人でも、その絵に感化され邪念が清められる・・」と言っていますが、彼女の絵からは、たしかにそんな力があるように思えます。
あさぎは、いま事情があって絵を描いていないのですが、松園は画家について「よい人間でなければ、よい芸術は生まれない。よい芸術を生んでいる芸術家に悪い人は、古来一人もいない。それぞれ人格の高い人ばかりである・・」と言っています。もし、そうだとすれば、そのように生まれた芸術を愛するあさぎも、いつかよい人になれるのでしょうか?
この日、あさぎは、朝から考えごとをしていたので、いつもと少し違った感じで美術館の中にいました。作品の世界に身をおきながらも、別のことが頭を過ぎって、ときどき我に返るような気がして変な感じでした。松園の言うことが、正しいなら、このとき、あさぎの心にあった邪念は、浄化されていたのでしょうか? それとも・・・
※山種美術館





